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さなぎダンス

劇団態変の本拠であるメタモルホールで、2012年7月からスタートした、ダンス公演企画です。障がいを持った身体/持たない身体が、等価にしのぎを削る、稀有な空間として、回を重ねるごとに、大きく変態(メタモルフォーゼ)を遂げるでしょう。

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さなぎダンス#4 詳細情報

11月22日(金)19:30
11月23日(土・祝)14:00 17:00
(開場は30分前)

一般:前売2000円/当日2200円
障がい者及び介助者・学生:1500円

会場:メタモルホール(JR東淀川駅、徒歩3分)
大阪市東淀川区西淡路1-15-15 
Tel/FAX : 06-6320-0344

チケット・お問合せ:劇団態変 06-6320-0344 
Eメール:taihen.japan@gmail.com
ブログ:http://sanagi.yamatoblog.net/

【出演】
井澤祐司□舞台俳優として東京を拠点に数多くの演劇作品に出演した後、マイムやヨガ、舞踏、オイリュトミー、野口体操、気功などのさまざまな身体技法に触れ、海外の演出家との交流を経て、舞踏家/ダンサーとしての活動を開始。舞踏やコンテンポラリーダンスの作品に出演しながら、国内とフランス、ボリビアで演出・振付作品を発表する。現在は『いま、ここ』にある空間とダンスでコミュニケーションすることを中心に、ダンス未経験者とプロのダンサーが一緒に参加できる自由な踊りの場<流流ダンスセッション>を定期的に開催。また、施設や障がい者、高齢者などの家庭を訪問して行うダンス活動にも力を注いでいる。http://izzy-dance.com/


上月陽平(劇団態変) 1999年~劇団態変公演『壺中一萬年祭』にエキストラとして出演。2005年『マハラバ伝説』シュトゥトッガルト公演から劇団態変の役者として正式に参加。以来、劇団態変のほとんどの公演に参加し、『すがた現す者』『ファンウンド潜伏記』では主役も務める。2013年7月には劇団青い鳥の『さらば、クリーニング店しろくま屋』に客演。
絵画をたしなみ、ペルーの民族楽器「カホン」を自作し、自身も演奏する等、多方面に才能を発揮する。
舞台上では、集中した演技からコミカルなもの迄幅広くこなし、多くの観客から人気を得ている。


藤井 泉□大阪府出身。覚心浩詞氏に師事。高校卒業後,London Central School Of Ballet留学を経てその後パリに拠点を置きフリーランスとして活動する。'06年 ウエスト?エンド ミュージカル 「Movin'Out」 出演。’07年-'13年 金森穣率いる劇場レジデンシャルカンパニーNoism1に所属し様々な金森作品で活躍した。('11年 サイトウ?キネン?フェスティバル松本ではバレエ「中国の不思議な役人、'12年 NHKバレエの響宴「solo for 2」など)'11年 メンバーとともに、ダンスと演劇を融合させた劇団ピンクドクロを立ち上げ古民家や茶室などで公演を行ってきた。'11年 水と土の芸術祭では劇団ピンクドクロ「三度目の正直」、小尻健太作品「cafe」出演(~踊るかどには福きたる~)

【さなぎダンス企画について】
この企画は、劇団態変と上念省三が共同して行うものです。そもそもは、若いダンサーに公演の機会を提供することを目的としていたのですが、1クールを経、以下のようなことを考えました。改めて。
■劇団態変の本拠地であるメタモルホールを活性化すること。
■メタモルホールで開催することで、障がいを持った方がコンテンポラリーダンスにふれる機会をふやすこと。
■「障がいを持った身体」を意識することで、踊り手、観客の、身体への意識が尖鋭化すること。
■広く、メタモルフォーゼしようとしている身体表現者に、試行錯誤の機会を提供すること。
「変態する」劇場。ここでダンスを展開していくということは、身体が「ある」ということを、身体が「ない」という視点から問いなおす起点になるのではないかと思い、それに堪えうるダンサーの姿をお届けしたいと思っています。

【出演者について】
                       さなぎダンス・企画担当・上念省三
井澤さん(写真左)は、京都府庁旧正庁という築100年以上というすごい由緒のある建物で行なった「すごいダンス」という企画に出演して下さったのが最初の出会いだと思っていたのですが、実はアンサンブル・ゾネ(さなぎダンス#1にメンバーの井筒さんと桑野さんが出演して下さいました)に客演なさった時に、拝見していました。プロフィールにあるように、舞踏の体験とそこから広がり深まる身体の存在感に圧倒されます。「屹立」という言葉がありますが、まさに人が立つということの不思議さと、あえて言いますが、尊さを感じさせてくれるダンサーです。
上月さん(写真中。写真:福永幸治 (studio époque))については、さなぎダンスを観に来て下さったことのある方には、2階でドリンクやフードを売っている楽しいお兄さん、とご紹介するのが一番わかりやすいかもしれません(笑)。とにかくエネルギーの発散量がすさまじい! 劇団態変の近年の多くの作品で、重要なポジションを担っています。彼特有の身体の放つ、愛すべき独特のおかしみが、身体の本質へと一直線に到達するのが小気味よい、そういう存在です。
藤井さん(写真右)の舞台を拝見したのは、もちろんNoism1を、大阪で、東京で、新潟でと、何度もあるのですが、強く[藤井さんだぞぉ]と意識したのは、大阪の小さな画廊で行われた小規模な公演でのことです。身体の切れやスピード、動きの一々の正確さを裏切るような、何とも自暴自棄的なおちゃらけ・お戯れに、唖然としつつ、身体を笑劇化することの潔さのようなものに打たれていました。この軽やかさの裏側には、どのような何ものか~諦念とか断念とかいうような言葉しか浮かばなかったのですが~があるのだろうかと、呆然としたのを覚えています。そのようにしかあることのできない身体・存在、というものに思いを馳せると、まさにこの時代にあって、遠くに連れ去られる感覚に襲われます。
どうぞお誘いあわせの上、お越しください。

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さなぎダンス#4を11月に開催します

8ヶ月ぶりの「さなぎダンス」です。
11月22,23日に開催です。
お待たせしました。

数ヶ月の間に、いろいろと考えました。
大阪で10年続けてきた「ダンスの時間」が一区切り、終了したこと。
出てもらいたい、多くの人に見てもらいたいと思うダンサーの顔ぶれ。
コンテンポラリーダンスの現状。
劇団態変メンバーとのスパーク。
若手ダンサー、カンパニーとのかかわり方。
……

若手の登竜門としてスタートした、この「さなぎダンス」ですが、今回から、
変態(メタモルフォーズ)しようとしているダンサーの発表の場、
と位置づけることにしました。
もちろん、それは主観的なものであり、誰しも表現者である以上、
そうであるに違いはないのかもしれませんが。

そうして、出演をお願いしたのが、井澤さんと藤井さんです。

井澤さんは、即興舞踏を主体として空間とコミュニケーションするダンサー。
最近は、定期的なワークショップや、小空間での公演で、
新たな展開を目指しているようです。
http://izzy-dance.com/

藤井さんは、幼少からのバレエの経験を経て、新潟を本拠地とする
Noism1に所属していましたが、この夏に退団。心機一転、郷里の大阪で
再スタートを切る、パワフルで美しいダンサーです。
http://www.kk-video.co.jp/special-features/dancers-question/4th/16/index.shtml

そして劇団態変からは、上月さん。近年の態変の公演では、重要な役どころを
強烈に印象づけています。音楽、演劇などクロスジャンルの活躍も含め、
ラディカルでコミカル、という愛すべき多面体。

満席が予想されます。早めにご予約ください。

11月22日(金)19:30
11月23日(土)14:00 17:00(開場は30分前)

出演:
井澤 祐司
上月 陽平 (劇団態変)
藤井 泉

一般:前売2000円/当日2300円
障がい者及び介助者・学生及びユース(25歳以下)・賛助会員:1500円


会場:メタモルホール(JR東淀川駅、徒歩3分)
大阪市東淀川区西淡路1-15-15 
Tel/FAX : 06-6320-0344

チケット・お問合せ:劇団態変 06-6320-0344 
Eメール:taihen.japan@gmail.com

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#3出演者変更

あす、あさっての「さなぎダンス#3」について、重大なおしらせです。

ぎりぎりまで何とかならないかと思ってみたのですが、残念なことに菊地理恵さんが体調不良のため、降板することになり、代わって金満里さんに出演いただくことになりました。

「ミズスマシ」での菊地さんのあの存在感が思い出されます。いつかまたきっと、出ていただけることを楽しみに、今は、菊地さんのご回復を祈りたいと思います。

どうぞご海容のほどを。


「さなぎダンス企画#3」いよいよ明日本番! となりました。
しかし残念なことですが、態変から参加を予定しておりました菊地理恵が、やむにやまれぬ体調不良のため、参加が不可能な事態となってしまいました。
菊地理恵のソロダンスを楽しみにして下さっている皆様、誠に申し訳ありません。

この降板を受け、態変からは座長の金滿里が、二作目のソロ作品『月下咆哮』の1stシーンである「狼」をひっさげて本企画に参加することとなりました。月に向かって吠える狼の、そこはかとなくもの悲しく、例えようも無いほど美しい身体表現が手の届く先で展開されます。ご期待下さい。


The Pupae Dance Project #3
3月30日(土)19:30
3月31日(日)14:00 17:00(開場は30分前)

一般:前売1800円/当日2000円
障がい者及び介助者・学生:1500円

会場:メタモルホール(JR東淀川駅、徒歩3分)
大阪市東淀川区西淡路1-15-15 
Tel/FAX : 06-6320-0344

ご予約はこちら
tel:06-6320-0344
http://www.asahi-net.or.jp/~TJ2M-SNJY/form/ticket2.html

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さなぎダンス#2の記録

さなぎダンス企画#2
2012年10月20日(土)19:30、21日(日)14:00, 17:30
会場:メタモルホール
山田裕貴+清水彩加「パす スるー」
樋口未芳子「ひぐらしの鳴く頃に」
小泉ゆうすけ「わたし、待つ、わ」

■樋口未芳子■
愛媛県出身。9歳よりバレエを始め、大阪芸術大学舞踊コース卒業。堀内充、サイトウマコト、佐藤知子、平山素子、辻本知彦、鞍掛綾子…、たくさんの先生方や先輩、友人とのステキな出会いがあり今の私があります。
若手というより、すでに蝶になって羽ばたかないとな年齢になりましたが… 笑
私の踊りが 少しでも 観客の方々や劇団の明日へと繋がることを祈って参加させていただきます。 
□「ひぐらしの鳴く頃に」 人の時間はすべて平等。ぼーっとしてても、精一杯生きてても……。ひぐらしも同じ様に、人間に何がおこっても災害がおこっても、愛が生まれても、人が生まれ死んでも、何のこっちゃない。常に美しい鳴き声で秋のおとずれを知らせてくれて、何となくもの悲しさもある。でも、それが心地よく好きです。





■小泉ゆうすけ■
劇団態変役者。1988年の初出演以来、劇団態変のほとんどの公演に参加。
□「わたし、待つ、わ」 自己喪失の間から、ニョキッと顔をだす本気の怖さ、を、正気と狂気の行きつ戻りつを探り探り弄る手は、どこへ行く。
誰しも、奇跡は、待つもの、こないもの?





■山田裕貴■
2007年コンテンポラリーダンスに出会い、それ以降だらしのない自己の身体と向き合いつつ、日常にある様々な違和感を主体とした作品を創作している。
■清水彩加
近畿大学一回生。大学入学後コンテンポラリーダンスに出会い、日々自分の身体と向き合い学んでいる。
□「パす スるー」 人混みの中を歩いていると、ふと何かが擦り切れそうになる時がある。繋ぎ止めるにはどうすればいいのか? まだ切れてないのに、その事ばかり考えてしまう。





■主催:さなぎダンス企画 ■共催:劇団態変、タピロ企画 ■企画:上念省三 ■舞台:金里馬、小山潤 ■照明:藤澤晃平 ■音響:菊池航 ■お手伝い:たくさん


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さなぎダンス#3出演者の写真

写真をアップします。

■菊地理恵さん


■集合住宅の皆さん




■小林三悠さん


このように、人数も世界観もかなり多様な作品が並ぶ公演となりそうです。

1ステージ30名限定の舞台ですので、早めにご予約いただきますよう、お願いします。

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